JA 2026.09.14

入金後も売掛金が残るのはなぜ?

売上の記録と入金の記録は別の作業です。¥200,000の売掛金が¥80,000になるまでを、実際の取引例で確認します。

入金があったのに、なぜ取引先の売掛金が残るのでしょうか?

青葉ベーカリーへ北海道産 強力粉 25kgを10袋納品しました。販売合計は ¥330,000。納品時に現金で¥30,000、事業用口座で¥100,000を受け取り、残りの ¥200,000 は後日入金にしました。

数日後、みずほ銀行の事業用口座に¥120,000の振込があります。それでもアプリには売掛金が残るため、元の売上を修正したり、マイナスの取引を追加したくなるかもしれません。

ですが、振込そのものは問題ではありません。売上を記録することと、入金を記録することは別の作業です。

納品書と振込を確認する日本のベーカリーオーナー

1. 販売額と未回収額を分けて記録します

売上は合計¥330,000で登録します。すでに受け取った現金¥30,000と口座決済¥100,000を決済として入力し、残りの¥200,000は未納のまま残します。

左の販売詳細には未納金額と総売掛金が¥200,000と表示され、右の取引先一覧でも青葉ベーカリーの売掛金が同じ¥200,000として表示されます。売上と、まだ受け取っていない金額を混ぜないことが重要です。

販売詳細と取引先の売掛金がともに二十万円と表示される日本語アプリ画面

2. 後日の振込は、新しい売上ではなく入金として登録します

¥120,000の振込を受けた日には、新しい販売を作成しません。既存の販売から支払い登録を開き、実際に入金された みずほ銀行 事業用口座 を選択して¥120,000を入力します。

右の画面では、決済金額¥120,000を入力した時点で残額が¥80,000と確認できます。これは新規販売ではなく、すでにある売掛金の一部を回収したという記録です。

みずほ銀行の事業用口座を選び十二万円の入金と八万円の残額を確認する日本語アプリ画面

納品書と振込明細を照合する日本の食品卸売業者

3. 取引先と販売詳細の両方で残額を確認します

入金を記録すると、売掛金は¥200,000から ¥80,000 になります。取引先一覧では青葉ベーカリーがまだ支払う金額を、販売詳細では支払い済み¥250,000・未納¥80,000を確認できます。

販売合計¥330,000は変わりません。取引先の売掛金と販売詳細を並べて見ることで、売上と後日の入金が別々に正しく記録され、残額も一致していることが分かります。

取引先の売掛金と販売詳細がともに八万円と表示される日本語アプリ画面

掛売りを整理する4つの基準

  • 販売を登録するときは、実際に受け取った金額だけを決済として入力します。
  • まだ受け取っていない金額は、売掛金として残します。
  • 後日の振込は、元の販売を修正せず既存販売への入金として記録します。
  • 取引先の売掛金と販売詳細の支払い済み・未納金額を一緒に確認します。

この区別を守れば、入金後に売掛金が残る理由を迷わず説明できます。売った金額、回収した金額、これから回収する金額が、すべて追える状態になります。